消費者金融の金利の仕組み

非常に手軽に利用できる消費者金融ですが、中にはいいイメージを持たれない方も多いのではないでしょうか。

 

その理由はいくつか挙げることができますが、「金利が高い」という点もそのひとつでしょう。銀行などの金融機関に比較すると金利の高い商品が目立ちます。

 

消費者金融の金利が高い理由

消費者金融の金利が銀行借入に比較して高い理由は2つあります。

 

一つ目は消費者金融融資の原資です。

銀行は顧客から預金を預かり、そのお金に対して預金金利を支払います。
そしてそのお金を貸金として運用し、融資金利を受け取ります。
この預金金利と融資金利の差が銀行の利益となるわけです。

 

ところが消費者金融には預金という原資がありません。貸金に充てる資金は自社で都合しなくてはいけません。多額の融資資金を自社の利益から補うには限界がありますので、大部分は「銀行からの借入」で賄うことになります。

 

銀行からお金を借りることにより当然金利を支払う必要があります。つまり金利の支払い分だけ消費者金融は貸金に対して高い金利を設定する必要があるのです。

 

消費者金融の金利が高いもう一つの理由は「審査基準」にあります。

銀行は顧客から預金を預かっているため、審査基準を厳しくして回収不能になるリスクを少しでも抑える必要があります。

 

一方消費者金融は銀行よりも審査基準が緩やかな傾向にあります。
その分金利を高くして返済不能に対するリスクを補う必要があります。
返済不能になった方の分の損失を、返済できる方が穴埋めするという関係にあるのです。

 

実際には金利の差がどれくらいの返済額の違いとなるのか?

では金利の差がどれくらいの返済額の差となるのでしょうか。
消費者金融の上限金利は多くの場合「18.0%」前後となっています。

 

それに比較して銀行カードローンは多くの場合「14.5%」前後の上限金利の設定となっています。一見すると大きな差に思えるかもしれませんが、利息に計算するとそれほど大きな差とならないこともあります。

 

金利と利息の計算は次の式で行われます。

・利息=借りた元金×金利(実質年利)÷365日×借りた日数

 

これを元に「実質年利18.0%の消費者金融」と「実質年利14.5%の銀行カードローン」で5万円を30日借りた場合について比較してみましょう。

 

・消費者金融:5万円×18.0%÷365日×30日=739円
・銀行カードローン:5万円×14.5%÷365日×30日=595円

 

その差は「144円」しかないことになります。
お金を借りる場合には「金利」以外にも「借りる金額」「借りる日数」が重要だということになるのです。

 

「必要以上に借りない」「借りたお金は早めに返済する」ことで十分利息支払い負担を減らすことができるのです。